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ジェネリック医薬品とは 2016.10.1

先発医薬品の特許期間(20年~25年)終了後、同じ有効成分を使って同じ効き目になるよう別の会社で販売されるお薬のことです。

ひとつのお薬が世に出るためには、10~15年もの歳月と、数百億円以上といわれる費用をかけて開発されます。
新薬を開発した製薬会社には特許権があり、一定期間(20~25年)その薬を独占的に製造販売できます。
特許期間がすぎると、他の製薬会社が同じ有効成分を使った薬を製造販売することができます。

ジェネリック医薬品は先発品と同じ有効成分を使い、効き目、品質、安全性と厳しい試験に合格し(同等性を証明する必要があります)公的機関の審査を受け、製造販売します。

★ 先発医薬品と同じところ・違うところ

同じ有効成分を使い、効き目・品質・安全性は同等ですが、添加剤については異なっている場合があります。

有効成分このままでは「お薬」としてつかえないので、添加物を加え製剤化を容易にしたり、品質の安定化や味やにおいの改善をします。
安全性が確認されてる添加物が使用されていますが、同じ添加剤を使用することが要求されているわけではないので添加剤については異なっている場合があります。

★ 薬代は?

ジェネリック医薬品は、先発医薬品で既に効き目や安全性が確立されていることから、開発期間が3年ほどで済み開発費も少なくすむため、薬の値段が安くなります。患者さまのお薬代の負担を軽減することができます。

また窓口負担が少なくなるだけでなく、医療費の削減につながり、医療保険財政を改善することができます。
そのため、国は使用を推進しています。

★ 効果・安全性

ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分が一緒で同じ効能・効果がある(溶出試験)(生物学的同等性試験)(安定性試験)と国が承認している薬ですので、効果不十分で病状が悪化するということはほとんど考えられません。
ただ、添加剤が違うので今まで服用していた薬との違い、違和感等かんじることがあるかもしれません。
体調変化や不安等気になることがありましたらお申し出ください。先発医薬品に変更することも可能です。

麻薬廃棄                         

期限切れのお薬や、変質等使えなくなったお薬は廃棄となります。 お薬は、放流や焼却等で再利用・回収困難な形にし廃棄します。
麻薬に関しては「麻薬廃棄届」を提出し麻薬取締員等の立会いの下で廃棄となります。

麻薬廃棄

薬局で取り扱いのある麻薬の品名・数量(帳簿どおりか)確認します。

麻薬廃棄

廃棄となるお薬

麻薬廃棄

錠剤はすべて粉砕し、回収ができない状態にします。お薬によっては、酸やアルカリで分解したり希釈したり混合したりなど。

麻薬廃棄

回収できない形にし、放流や焼却します

麻薬廃棄

今回の内容を麻薬管理帳簿に記載します

麻薬廃棄

最後に薬局で取り扱いのある麻薬の品名・数量を再度確認します

お薬手帳とは処方されたお薬の名前・飲む量・回数・日数などの記録です。この手帳があるとどのような薬をどのくらい使っているか判断できます。
また、お薬の飲み合わせ等の確認もできます。
特に、緊急時災害時など普段と違う医療機関を受診する場合薬に関する正確な情報が必要です。
当薬局ではお薬手帳の作成をお奨めしています。